2015-01-01から1年間の記事一覧
物語の物語。物語の中に逃げ込んだ、人類の末裔たる登場人物たちによる物語。相変わらず入れ子構造が激しく、人によっては混乱の要因だろうと思うが、何も特別なものではない。物語と現実との出入りは、日常的に、今まさにここでも起きる。MYSTというゲーム&…
これは、原文が本当にこうなのか、それとも翻訳者のせいでこんなになっているのか。海外翻訳のSFを散々読んできて、原作者の他に、翻訳者にも文章の癖みたいなものがある(ので原作者との文章での相性問題が翻訳者に関してもある)ことは分かっていたが、こ…
ダイレクトに世界観を受け継いでいるものから、テーマ的なものを受け継いだものなど。いろんな人が書くとピンキリになったりするが、どれも楽しめる内容だった。設定や論理展開について、いやそうはならないだろうとか思うものもあるのだが、それはそれ。考…
同人誌なのだが、恐るべき寄稿者のラインナップと、無意味にこだわった創元SFのパクリっぷり(「草原SF文庫」になっている)が凄い。内容も、商業レベルから一歩離れているせいか、ふわっと軽く遊べているように感じられるところがとても素晴らしい。序文で…
とりあえず表題作は、イントロダクションを読む。本文を数える。4段落。句読点分割で1段落あたり13。全体を見渡す。00と08が一緒。ルールに従っているか確認。改めて00から読んでみる。と言うフローで処理した。最後の一文は、生成手順を思い浮かべて「笑う…
去年のを飛ばして(下書きに残ってるが)今年のを。もともと私は海外翻訳SFばっかり読んでいて、ちょうど傑作選が出るようになった頃に日本の人のものも読むようになった。当時は自分にとって新鮮だったし、球数が今より少なかったためなのか玉石混交に感じ…
イーガン作品のうち、遠未来を扱っている作品を苦手にしているなら、本作は現実との時代的差分が少ないためか、比較的分かりやすい側なのではと思う。ヴィンジにおける「レインボーズエンド」的な。まあ自分は「白熱光」のほうが好きだけど…。
個人的にはいまひとつだった。リライトは、いろいろ謎を残しつつ気を引いたのだが、全体を通すと、何か言い訳じみたものを感じてしまう。緻密という評判ではあるのだが、むしろツッコミどころが多いような。一方で矛盾をはらんでも走り切れるほどには、スト…
自分はだいたい、本屋で裏のあらすじを読んで、気になったら読む方式で、これもたまたま読んだ。SF方向だと思ったのだが、あっち系ホラーの様相が強く、読み出しでずっこけたが、あっち系ホラーもSFと近縁種とは言えるし、読み始めた以上ということで、全部…
Google App Engine の Managed VMs を使って Perl を動かすのを試した。AppEngine - Perl Mojolicious Framework on Google App Engine Managed VMs - Qiitaqiita.comaql/perl-appengine-samplegithub.com単なる「やってみた」系で、内容として難しいことは…