全滅領域、監視機構、世界受容

自分はだいたい、本屋で裏のあらすじを読んで、気になったら読む方式で、これもたまたま読んだ。SF方向だと思ったのだが、あっち系ホラーの様相が強く、読み出しでずっこけたが、あっち系ホラーもSFと近縁種とは言えるし、読み始めた以上ということで、全部読みました。

進み過ぎた科学は魔法と区別がつかない、を下から眺めたような状態で、見事に打つ手がない。個人的には、作中世界の皆様にはもうちょいやる気を出してほしい、という感想です。

これ、映画化するらしい。大丈夫なんだろうか。まあ状況だけ描いても十分おどろおどろしい気はするけど、視点人物による主観的内容だからこその部分があるようにも感じる。小説だからこその部分がある作品かもしれない。映像でキチンと締められるのかある種見もののような…。

全滅領域 (サザーン・リーチ1)監視機構 (サザーン・リーチ2)世界受容 サザーン・リーチ