こだわりのある

通知表の所見欄に書きたいけど書けない(性格を表す)言葉を書きかえる一覧表

うーん、『こだわりのある』って言葉は書き換えたい言葉に属するのか。私にとってそれは、褒め言葉なんだが。

私が何らかの物作りをする立場にいるからかもしれないが、こだわりもなくやる事は要するに節操が無いだけのように感じるわけだ。モノを考えるという事が結果的にはこだわるという事だろうし、それをしないのはある意味大問題だと思う。物作りに関して言えば、それは愛着に等しい言葉である。自分の作ったものは、出来はどうであれ愛着があるし、可能な限り良いものにしたいと考えるだろう。より良いものにしたいと考える事が、こだわるという事ではないか。何がそんなに気にくわないのだろう。

ここまで書いて不安になったので、辞書を調べた。『気にしてとらわれること』とある。もしかして、捕らわれている事が気にくわないとかだろうか。気になっている以上、それは仕方がないというか、逆にこだわりが無いと言うことは、それほど気になる事が無いと言う事にならないか。やっぱり、それは大問題だと思うし、何かかわいそうだなぁとも思う。心を捕らえる何かに、出会っていないという事だろうからである。

恐らく、ニュアンスというか、雰囲気?みたいなものが先行して、『執着』『固執』等と結びついているのだろうが、先人がわざわざ言葉を分けている*1んだから、うまく使い分けて欲しいものだ。

*1:言葉を分ける行為は、すなわち違う意味(ニュアンス含む)を定義するためのものであると考える